2013/05/14

ハンドルグリップ

ハンドルグリップやバーテープの交換は、自転車のメンテナンスの中でもかなりアナログな部類で、再度使用する場合は取り外しに気をつかいます。バーテープなら切れないように、ハンドルグリップなら破損しないように注意をはらわねばなりません。

私のモールトン、スタンダードについているハンドルグリップは密度の高い硬質ビニールのような素材感。ハンドルに硬く接合されていて握ってひねって もピクリともしません。

もちろん再利用しますので破壊するわけにはいきません。自転車ショップならコンプレッサーで圧力をかけて、スポンと小気味よく抜く 方法もありますが、そんな都合のよい道具があるわけもなく、いつもどおりちまちまと隙間から水を挿して接合を剥がしてゆくことにしました。

そのメソッドに50年前の素材が耐えてくれるか疑問を残しつつ、割れないようにゆっくり落ち着いて作業を進めます。残されたわずかな弾力性を信じて力をこめること数十分、無事取り外すことができました。

新品時は清潔感あふれるアイボリーだったのでしょうが、いい感じに変色してます。前方に2~3mmの突起が4個、後方にはチェックとストライプの滑り止めグルーブがあります。オシャレで機能的なデザインだと思います。

合成ゴムのハンドルグリップといえば、加水分解や皮脂によって古くなるとベタベタになるイメージがありますが、このグリップには、そんな予兆は微塵も感じられません。製品寿命をとっくに超えていると思われるビンテージパーツがなんの問題もなく機能することに驚くとともに、今日の工業製品が失ってしまった時代柄や設計者のこだわりともいえる力強い魂を感じずにはいられません。

片側のグリップエンドにブランド名と思われる文字がかすかに残っていました。

BLUEMELS

とも読めますが、、、いかに?



BLUEMELS(?) Handle Grips for MOULTON STANDARD '65

Weight: 70g (one pair)
Length: 102.5mm
Diameter: 28mm(without projection)



4 件のコメント:

  1. 古い樹脂製品はクリーニング時に
    取り返しのつかない結果になることも(笑)。
    ある意味、金属よりもクセモノ!?
    しかし、最近メインブログよりも面白い(笑)!
    キケンな兆候かしらん!!

    返信削除
    返信
    1. 確かに、安易にケミカルを適用するのは
      良くないかもしれませんね。
      私はレストアやオーバーホールというより
      フルメンテの方向で作業してます。
      なので、このグリップは石鹸と歯ブラシで
      洗ってOKにしました。

      >キケンな兆候
      感染すれば、あとは染すだけですから楽になりますよ
      一緒に治療しましょう(笑

      削除
  2. 追伸
    みだめサン自身、64年式?

    返信削除
    返信
    1. ほんとは自分と同じ誕生年の
      リアスイングアームが美しくベンドした
      64年モデルにしたかったのですが
      強度が低くて破断するケースがあるようです。

      もし、トラブルをかかえていると
      ビギナーには対応することが難しくなるので
      改良された65年モデルを選びました。

      削除