2013/06/06

フェンダーブレースの取り外し



なぜ、フェンダーブレースを外すことにこだわるのかというと、これまでの少ない経験からすると、フェンダーにまつわる作業は、私にとってかなり面倒な部類に入るからです。いいかげんなセッティングをすると見た目も悪いし、ずれてタイヤが擦れたりする場合もあります。また、固定が甘いと走行中の異音が発生しますし、振動がステーの折損を早めます。

私のモールトンスタンダードについているフェンダーは、ブレースがグラグラのまま固着。裏面には泥と錆びとオイルが入り混じってこびりつき、腐食が進行しやすい状況でした。このことが解ってからは、どうしてもブレースを外してゴシゴシと洗ってスッキリさせて、キッチリ取り付けたという思いが頭から離れなくなってしまったのです。


フェンダーから取り外したいパーツは全部で4つ、3本のブレースと1個のリアリフレクターです。

ブレースはそれぞれ、マイナスボルトとBSW 1/8 のロックナットにより固定されています。
リアリフレクターは10mmのナットで固定されていて、ソケットをあてがいましたが、こちらも固着。これ以上のトルクはリアリフレクターのボルト受けが破損すると思われるのであきらめました。

FAIRYLITES BRITISH MADE

外径:49.2mm
反射板直径:39mm
厚さ:25mm

先日フロントフェンダーのブレースボルトを緩めようとして失敗しましたが、気を取り直してリアフェンダーから作業を開始します。

やはりガッチリと固着して緩みそうにありませんが、ロックナットを観察すると、上部がバネのような構造になっていることがわかりました。この部分を開くようにすると緩みやすくなるのではないかと考え、早速に攻撃。
ナットのスリットを発掘してからPB 8100の1番を滑り込ませてこじるようにしたところ、あっけなくバネが折損。 ロックナットとしての再利用は難しくなりました。

しかしボルトはかなり露出。期待が膨らみます。
行儀が悪くて申し訳ありません。ブレース外しはこんな感じで作業しました。ロックナットの破壊が功を奏したのか、もともと固着が弱かったのか、リアフェンダーのボルトは緩めることができました。

気をよくしてフロントフェンダーも再挑戦。よく観察するとロックナットのバネは2個あるので2個とも破壊。
しかしそれでも回らず、すり割りが広がります。最終的にはPB 8102Dの5番を入れてトルクをかけたところでネジとしての姿が失われて終了。リベットに変身しました。
このままで放置することも考えましたが、やはりブレースのグラグラが気になります。作業を続行。

引き抜きリベットと異なり、ドリルで揉むにはセンタリングが難しそうです。下手をするとフェンダーをゴリゴリ傷つけてしまいそうなので、ちまちまとリューターでボルトヘッドを削り落とした小心者です。
今回取り外した、フェンダーブレース、ボルトワッシャーナットコンプリート。

BSW 1/8のボルトナットに未練が残りますが、再利用はせずミュージアムボックスへ、、、
恥ずかしながら、ロックスプリングの破壊状態。反対側も簡単に破壊することができます。
フェンダーとブレースの間に挟まるワッシャーはスチールではありませんでした。磁石に引っ付かないので銅かと思いましたがいやに軽い。1つ折り曲げてみたところ金属ではなく、昔の電子回路で使われていた絶縁素材のような風合い。

ですが、何なのかわかりません。
フェンダーブレース取り付け部のパーツ順序。

ボルト、フェンダー、ワッシャー(大)、ブレース、ワッシャー(小)、ロックナット。
ボルト、ワッシャー、ナットを入手する時のために採寸しておきました。
リアリフレクターは外れなかったものの、心おきなく清掃することができます。

フェンダーのエッジ巻き込み部分の清掃にはデンタルケア用品が大活躍しました。

Moulton Standard '65 Rear Reflector



4 件のコメント:

  1. 今頃この記事にコメントすいません。
    この紙で出来たワッシャーはヴァルカンファイバーだと思います。
    旅行鞄等に使われている物のようです。
    当時はスタンダードな素材だったようですよ。

    私もこの部分のブレースが取れず、今だにどうしようかと思っています。
    現在は付けないで走行していますが、いずれ・・。

    記事、大変参考になっています。

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    1. すさまじく強そうな素材名、かいさんよくご存知ですね!

      調べてみました、ヴァルカナイズドファイバー。
      シート状のものが手に入ったとしても扱いにくそうな素材感です。
      通常のスプリングワッシャーか、
      皮製のワッシャーで代用するのが無難かもしれませんね。

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  2. もし細かい所まで再現するなら仰ってくださいね。
    シート、持っていますので。(大量に持っているのでご遠慮なく)

    金切りバサミやニッパーで切れる素材です。
    ドーナツ型にするには丸くカットして、真ん中はドリルで開けるのがいいと思います。(逆でも)
    素材に多少の柔軟性があるので、締める時スプリングワッシャーのような役目をするんでしょうね。
    水分を含んだ時、僅かに膨張するのでこれまた締め付けるのにいいのかもです。


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    1. かいさん、なんでそんなマニアックな素材持ってるんですか?かなり不思議。

      修理段階では現在一般的に手に入るパーツを使うつもりですが、
      ディティールにこだわりたくなったらお願いしますので、どうぞよろしく!

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